

血漿膠質浸透圧とは、簡単にいうと血中のたんぱく質による浸透圧のことです。
浸透圧とは、濃度の低い方から高い方へ水分が移動する圧力のことです。
AとBの液体があり、二つの液体は半透膜という膜で仕切られています。
Aの方が濃く、Bの方が薄くなっています。
その場合、Aを薄くするためにBから水分が移動します。


細胞膜や血管壁も半透膜でできており、水分や電解質、グルコースなどが行き来します。
たんぱく質は大きすぎて半透膜を通ることができません。
血中にたんぱく質があると、血管内に水分が引き寄せられます。
血中のたんぱく質が少なくなると、水分が外に出ていきます。
たんぱく質が増えると血漿膠質浸透圧が上昇、
減ると血漿膠質浸透圧が低下したということです。
血漿膠質浸透圧の低下は浮腫につながります。
