




全員合格も可能な管理栄養士国家試験
委託会社に勤めていた僕は、3年の実務経験を経て管理栄養士国家試験を受験しました。
勉強したつもりだったのですが、1回目は残念ながら不合格!
勉強方法を見直しながら2度目で合格することができました。
失敗も成功も知っている僕ならではの勉強方法について、詳しくお話していきたいと思います!
200点中〇〇点からのスタート
1度目の試験勉強を始めたときに前年度の試験を解いてみると…
なんと、80点しかとれませんでした!
しかしそれも当然です。
専門学校を卒業してから3年間、ひたすら調理ばかりする日々で、脂肪酸がどうとか肝硬変がどうとかそんなことを考える余裕などありません。
学校で習ったこともどんどん忘れていく一方で、高得点などとれるわけもありませんでした。
ですから、これから勉強するというみなさん。
社会人の方も、学生の方も最初の点数が低くても気にしないでください!
自分に合った勉強方法を実践すれば、必ず合格することができます。
管理栄養士国家試験は6割以上の点数を取ることができれば合格します。
全員合格だって可能なのです。
プラス思考で頑張っていきましょう!!
1回目の勉強方法
前述したように僕は2回試験を受けています。
1回目は勉強方法といい、点数といいなかなか悲惨な状態でした。
1回目の、これはやらない方がいいよという勉強方法をまずはご紹介したいと思います。
勉強開始は8月
1回目は8月から勉強を始めました。
勉強を始めると同時にRDCの模試を受けましたが、それが80点でした。
まだまだ時間があるしな~と、なぜか余裕たっぷりでした。
このころは1日5分~30分の勉強を行っていました。
まったく勉強をしない日も結構ありました。
参考書がいっぱいあっても意味がない!?
この時の主な勉強方法は参考書・問題集を読みながらそこに載っている過去問を解くこと。
僕は、前年度に合格した友人にもらった参考書と自分で購入したクエスチョンバンクを合わせて6冊ほどの試験対策本を持っていました。
1冊をじっくりやらずに、いくつかの参考書をさらっと読むという勉強をしていました。
その方がいろいろなことがわかるような気がしていたんです。
でもこれ、あまりよくない勉強法でした。
1冊を勉強しているときにまだ勉強できていない本がこんなにある!と焦ってしまうし、
そのせいで1冊にかける時間が短く、内容が頭に入らないままページをめくる作業だけが進む状態に…。
参考書を読む目的が内容を覚えることではなく、6冊ページをめくり終えることに変わってしまっていた感じです。
使っていた参考書
国試の麗人
いちばんやさしい管理栄養士国家試験合格講座
女子栄養大の管理栄養士受験必修過去問集
女子栄養大の受験必須キーワード集
自作の穴埋め問題表
2回目の模試結果が…
こんな感じで12月まで勉強を続け、再び模試を受けると…
なんと90点でした。
今までの4か月間はなんだったの!?
これはヤバい!!
ここでようやくページをめくることの無意味さに気づいてちゃんとした勉強方法を始めましたが、時すでに遅し…。
3月の試験では自己採点110点で不合格となってしまいました。
2回目こそは合格するぞと決意して、試験勉強2年目に入りました。
2回目の勉強方法
2回目だから余裕…?
2回目こそはと決意を新たにしたものの、1回目の勉強貯金があると思いしっかり勉強を始めたのは11月でした。
しかし12月に受けた模試は95点。
あれ!? めちゃくちゃ点数下がってる!
また1からのスタート??
前回よりも少ない勉強時間で前回よりも点数を伸ばさなければなりません。
そこで、前回の失敗を踏まえ、やみくもに勉強することをやめました。
効率的に勉強し、少ない時間で効果をだす方法を考えました!
2回目の勉強時間
仕事の環境は1回目と同じでした。
勉強時間は作れる限り作りました。
具体的に言うと…
朝起きて1時間勉強してから出勤。
休憩時間があるときはそこでも勉強。
(栄養士の皆さんならわかってくれると思うんですが、休憩とれないときって結構ありますよね…)
家に帰ってからは家事などもあり2~3時間程度しか確保できませんでした。
休日も寝てしまったりしつつ6~8時間を勉強に充てました。
やってもやっても足りない気がして焦ってしまうのですが、できるところから、できる時間からで大丈夫です。
コツコツ積み重ねれば、それがたとえ短い期間でも結果がでます!
僕もこれから紹介する勉強方法を12月後半から実行し、3月の試験では自己採点140点で合格しました。
これが合格する勉強方法です!
それでは具体的な勉強方法を見ていきましょう。
使用した参考書
2回目は、まず参考書を絞るところから始めました。
僕が選んだのは女子栄養大学から出ている赤い表紙の過去問題集と、クエスチョンバンクです。
「過去問をとにかく解こう」と思って過去問集をメインに勉強しました。
女子栄養大の過去問集は解説が簡潔でわかりやすく、自分に合っていました。
過去問集はいろいろなところから出ているので自分に合ったものを探すのがいいと思います。
読んでみて問題を解く気になるか、解説で理解できるか…。見るポイントはいろいろだと思います。
問題の収録数はそんなに変わらない印象ですね。
過去問の解き方
過去問での勉強の仕方を具体的に紹介します。
(人体)
細胞・組織にみられる変化に関する記述である。正しいのはどれか。
(1)急性細菌感染の浸潤細胞は主にリンパ球である。
(2)急性炎症では血管の透過性は低下する。
(3)アミロイド変性は脂肪変性の一つである。
(4)アポトーシスはプログラムされた細胞死である。
(5)過形成は組織を構成する細胞の容積が増大する。
この問題を普通に解くだけでなく、間違っている問題の正しい答えを言えるようにしました。
正しい答えを覚えるために、
亢進
(2)急性炎症では血管の透過性は低下する。
こんな感じで赤ペンで正しい答えを書いて赤シートでそれを隠すという方法をとりました。
覚えるまで何度も何度も繰り返しました。
クエスチョンバンクの使い方
クエスチョンバンクも1回目はあまり活用できなかったのですが、2回目は使い方を変えました。
1回目は参考書がたくさんあって、急いで勉強していたせいで画像の四角で囲った部分などを読み飛ばしてしまっていました。
2回目は参考書を絞ったことで、細かいところまで読むことができました。
こういうところが、選択肢を絞るのに意外と役立ったりするのでしっかり読んでおくことをおススメします。
すべてを暗記しなくても、なんとなく頭に残っていれば選択肢の取捨選択には利用できます。
他にはネットでわからない単語を検索したり、知り合いの栄養士に質問してみたりしました。
まとめ
問題を解く
↓
すべての選択肢に正しい答えを書き込む
↓
わからない単語は調べる
↓
赤シートを使ってひたすら覚える
これをとにかく繰り返しました。
12月後半から3月の試験までひたすら。
これで45点UPして、無事に合格することができたのです!
勉強方法に悩んでいる方、ぜひ参考にしてみてください!
まとめ
1. 時間がない人は参考書を複数使わない。
2. 過去問を繰り返し読み解く。
3. わからない単語はきちんと調べる。
勉強方法やわからないところなど、動画やブログでどんどん質問してくださいね。

