人体 社会

【管理栄養士²】熱中症・脱水【解説】

コン
暑い~
クーラーつけなよ
ほんいつ
コン
なんかもったいない気がして
今、屋内で熱中症になる人が増えてるんだよ!
ほんいつ
コン
えっ、熱中症って家の中でもなるの!?
しょうがない、熱中症と脱水について解説していくよ!
ほんいつ
コン
お願いしまーす!

熱中症

熱中症とは

通常、気温が暑い時や運動時に体温が上昇すると、発汗や、皮膚温度の上昇により体温は放散されています。

ところが、環境や身体、その時の行動により、それらがうまく働かず熱がこもってしまうことがあります。
そうすると体温調節がきちんとできなくなり、体温上昇や水分・電解質のバランスが崩れるなどして熱中症を引き起こします。

熱中症の原因として、環境面では気温や湿度の高さがあげられます。
また、風が弱い、閉め切った屋内なども熱中症を引き起こす環境要因となります。
体調がよくない、脱水状態、低栄養、激しい運動や水分補給ができていないなど体の状態も熱中症の原因となります。
熱中症

熱中症の症状としては体温上昇、めまいや頭痛などがあげられます。

コン
日に当たることだけが原因じゃないんだね
そう。室内で日が当たらなくても、湿気と温度が高くなっていたら要注意!
ほんいつ
コン
やっぱり沖縄とか暑いところは熱中症の患者が多いのかな??
ところがどっこい、日本全国同じように熱中症患者は出ているよ
ほんいつ

熱中症の重症度分類

熱中症は、症状によって重症度が分類されています。
Ⅰ度の方が軽く、Ⅲ度がより重症となります。
熱中症表

ほんいつ
熱中症では大量の発汗により水分・電解質が失われるので両方を補給できるスポーツドリンクを飲もう!

湿球黒球温度指数

熱中症のリスクを示す指標として湿球黒球温度指数が用いられています。
WBGT、暑さ指数とも言います。

室内や、日に当たらない室外では
0.7×湿球温+0.3×黒球温

日に当たる室外では
0.7×湿球温+0.2×黒球温+0.1×乾球温

でそれぞれ求めます。

WBGTが28を超えると熱中症患者が増加する傾向にあります。
環境省で発表されている熱中症警戒アラートも、WBGTの予測に基づいています。

脱水

脱水とは

脱水は、体の水分、ナトリウムが欠乏した状態をいいます。
脱水は、水分とナトリウムの欠乏度合いにより、3つにわけることができます。

ほんいつ
成人では、水分は体重の60%を占めていて、それが減ると体の不調を引き起こします
のどが渇いたり、めまいを起こすところから始まって、脱力や頭痛、失神なども引き起こすなんて、こわいね
コン
ほんいつ
それどころか、体液の20%が失われると死に至ることもあるんだよ
僕も仕事中とかついつい暑い厨房で水分補給を怠りがち・・・気を付けよう
コン

高張性脱水

水欠乏性脱水ともいい、ナトリウムよりも水が欠乏している脱水です。
血液は水が少なくなり、濃くなります。
そのため、血漿浸透圧は高くなります。
細胞内から、濃くなった細胞外に水分が移動し、細胞内液は減少します。

高張性脱水水分摂取が不足していたり、尿崩症や不感蒸泄の増加などで水分が過剰に失われると起こります。

ほんいつ
不感蒸泄は、発熱、過呼吸(過換気)などで増加するよ
高張性脱水の症状は口渇感や尿量減少、眼球陥凹(かんおう)です。
ほんいつ
眼球陥凹は目が落ちくぼんだ状態のこと。脱水により結合組織の体積が減り、目がその分引っ込んでしまうんだ

等張性脱水

混合性脱水ともいい、水とナトリウムがどちらも失われる脱水です。
最もよくみられる脱水です。

水、ナトリウムがどちらも減るので細胞外液は減りますが、血漿浸透圧は変化せず、
細胞内液から水分が移動することもないので、細胞内液は減りません
細胞外液が減るので、循環血液量が減少します。

コン
ここ、ポイントだね!
等張性脱水

発汗過多下痢、出血などで体液が失われると起こります。
症状に血圧低下、冷や汗、脱力感があります。
また、水分だけを摂取することで低張性脱水に移行することもあります。

ほんいつ
電解質も一緒に補給してあげよう

低張性脱水

ナトリウム欠乏性脱水ともいい、ナトリウムがより多く欠乏している脱水です。
ナトリウムが多く失われることで血液は薄くなり、血漿浸透圧は低下します。
そのため細胞外液から細胞内液へ水分は移動し、細胞内液が増加します。
低張性脱水

嘔吐や下痢、発汗などで失われた水分を補給するために、水やお茶などをたくさん飲んで電解質が不足してしまう場合に起こります。

コン
電解質の補給は大事だね
お茶とかはよく飲んでいても、電解質まで気が回らないもんね
ほんいつ
症状に起立性低血圧による立ちくらみ、倦怠感、脳浮腫などがあります。
ほんいつ
注意したいのが、水分摂取はできているから口渇感は少ないということ

高張と低張

高張液とは、体液の浸透圧より高い浸透圧ということです。
逆に低張液は、体液の浸透圧より低い浸透圧ということです。
ですので、高張性脱水とは、普段の体液よりも浸透圧が高くなっている、低張性脱水は普段の体液よりも浸透圧が低くなっている、と覚えましょう。

コン
脱水の種類ごとの浸透圧はこれで大丈夫!

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