食べ物と健康

【管理栄養士²】食品表示【解説】

コン
カロリーゼロとか糖質控えめとか・・・わかりにくいよ~
食品表示は身近なものだけど、確かにわかりにくいね。でも、明確な基準があるから、それさえわかれば大丈夫!
ほんいつ
コン
ほかにもアレルギーやら遺伝子組換えやら・・・なんでこんなに・・・
消費者に、自分が食べるものがどういうものかわかるように表示してるんだよ。その2つは結構わかりやすいから、頑張ってやっていこう!!
ほんいつ

食品表示

食品表示については食品表示法で定められています。
表示基準は、厚生労働大臣、農林水産大臣、財務大臣で協議し、消費者委員会の意見も聞いてから、
内閣総理大臣が定めます。

①期限
②栄養表示
③アレルギー
④遺伝子組み換え

それぞれの表示についてみていきましょう。

期限

食品には消費期限があるもの、賞味期限があるものの2種類があります。
消費期限は、品質が劣化せず安全に食べられる期限で、弁当やパンなど品質が劣化しやすいものに設けられています。
賞味期限は品質を保つことのできる期限で、さらにそれを超えても著しく品質が劣化するわけではありません。
カップ麺や缶詰などがこれにあたります。
賞味期限が3か月をこえるものは年月までの表示が可能です。

栄養表示

食品にはエネルギーやたんぱく質の量について表示がありますが、これらは表示順序に決まりがあります。
①エネルギー
②たんぱく質
③脂質
④炭水化物
⑤食塩相当量
⑥その他(脂肪酸やコレステロール、糖質、ビタミン類や食物繊維など)

これらの表示は包装を開けずに見ることができる場所に記載されます。

ただし、容器包装の表示可能面積が30cm²以下であるものや酒類、原材料が変わりやすい日替わり弁当などは表示を省略することができます。
さらに、食品を製造または加工した場所で販売も行う場合は表示を必要としません。
パン屋や店内で作った商品を売っているスーパーの総菜などがこれにあたります。

ほんいつ
30cm²というと大きいイメージだけど、5×6cmで30cm²だから、おにぎりなんかの包装も30cm²以上になるよ

強調表示

食品表示には「カロリー控えめ」や「脂肪ゼロ」など栄養成分含有量をわかりやすく、また消費者に向けて強調する形で表示するものがあります。
これを強調表示といいます。
かなり細かなルールがあるので、見ていきましょう。
まず強調表示は大きく三つに分けることができます。
①補給ができる旨の表示
②適切な摂取ができる旨の表示
③添加していない旨の表示
一つずつ見ていきましょう。

補給ができる旨の表示

補給ができる旨の表示では、高い旨、含む旨、強化された旨を表示します。
高たんぱく質や、食物繊維豊富、ビタミンA含有、ビタミンC5倍などがこれに含まれます。
この表示に該当する栄養成分はたんぱく質、食物繊維、ビタミン、ミネラルです。

適切な摂取ができる旨の表示

適切な摂取ができる旨の表示では、含まない旨、低い旨、低減された旨を表示します。
カロリーゼロ、低コレステロール、脂質50%カットなどがこれに含まれます。
この表示に該当する栄養成分はエネルギー、脂質、飽和脂肪酸、コレステロール、糖類、ナトリウムです。

コン
この「適切な摂取ができる旨の表示」が、出題されやすいよ
例えば、100g当たりの脂質が3gである食品は、「ノンファット」と表示できる。っていう選択肢とかね(✕)。余裕があれば、以下の表は覚えておくといいかも
ほんいつ
コン
我々はそんな余裕を持っていなかったので、覚えずに挑みました

表1、2とも消費者庁ホームページ「栄養成分表示について」PDF:栄養成分表示および栄養強調表示とは(食品表示基準)を参考に作成しました
ほんいつ

添加していない旨の表示

添加していない旨の表示は、無添加強調表示となります。
糖類不使用ナトリウム塩無添加などが含まれます。
この表示に該当する栄養成分も糖類、ナトリウム塩の二つです。

アレルギー表示

アレルギーの原因となりうる食材には、原材料として表示が義務付けられた7品目と表示が奨励された21品目があります。
表示が義務付けられたものを特定原材料といいます。
患者数の多い乳、卵、小麦、えび、かに、症状の重いそば、落花生の7つが特定原材料に含まれます。
2015年4月に改定された新表示法では容器包装の面積が30㎠以下と小さいものでも特定原材料の表示が義務付けられるようになりました。
特定原材料7品目
表示が奨励されたものは「特定原材料に準ずるもの」といわれ、令和元年9月にアーモンドが追加されて21品目となりました。
特定原材料に準ずるもの21品目
こちらは患者数や重篤な症状が出る人が相当数いるものの、特定原材料ほどではない食品です。

個別表示と一括表示

アレルギー表示には個別表示一括表示があります。
個別表示は材料ひとつひとつに何の特定原材料等を含むかを記載しています。
一括表示は最後にまとめて製品全体に含まれる特定原材料等を記載します。
 個別表示と一括表示

ほんいつ
拡大表記や代替表記については以下で解説
原則的には個別表示することになっています。
ただし、スペースが小さいなどの場合には一括表示も可能です。

代替表記と拡大表記

特定原材料等は代替表記拡大表記が可能となっています。
代替表記は、言葉が違っていても特定原材料を指すとわかる表記のことをいいます。
小麦をこむぎと表示したり、卵をエッグ、鶏卵と表示、乳をアイスクリームと表示するなどがこれに当たります。

コン
卵には鶏卵やあひる卵、うずら卵などが含まれるよ

拡大表記は特定原材料等の名称や代替表記を含むため、特定原材料等を含む食品であることがわかる表記です。
卵なら厚焼き玉子、えびならえび天ぷら、乳なら乳糖や乳たんぱく、プロセスチーズなどが含まれます。

ほんいつ
アイスクリームやバター、チーズなどについては、乳成分が入っていることが分かりづらいため、(乳成分を含む)旨の表記をすることが望ましいとされています
代替表記、拡大表記を表示す場合、(〇〇を含む)という含む旨の表示を省略することができます。
ほんいつ
卵白と卵黄については名前に卵と入っていても、拡大表記には含まれません。卵白(卵を含む)といった記載が必要です。

遺伝子組み換え食品

遺伝子組み換え食品を使用した場合の表示基準があります。

まず、表示の対象となる食品を見ていきましょう。
農作物からは8種あります。
大豆、とうもろこし、ばれいしょ、なたね、綿実、アルファルファ、甜菜、パパイヤです。
加工食品は33食品群あるので一例を載せます。
豆腐やみそ、ポップコーンなど、8種の農作物を原材料として使用するものです。
しょうゆや油も大豆やなたねから作るのですが、これらは遺伝子組み換えによりできたたんぱく質が加工される工程で分解され、製品からは検出されないため除外されています。
任意で表示することは可能ですので、記載されているものも結構あります。

義務表示

分別生産流通管理が行われた遺伝子組み換え食品
不分別(分別生産流通管理が行われなかった)食品
遺伝子組み換えにより従来の食品と栄養価が変わった食品

任意表示

分別生産流通管理が行われた非遺伝子組み換え食品
製品中に組み替えられたDNA・たんぱく質が残っていない食品(しょうゆなど)

分別生産流通管理というのは、遺伝子組み換えのものと組み替えていないものを生産・流通・加工の過程で分けて管理していたかということです。

ほんいつ
混ざっていたら義務表示、分けていても遺伝子組み換えなら義務表示、分けていて遺伝子組み替えてなかったら任意、ってことだね
ややこしい~!
コン
ほんいつ
ちなみに、遺伝子組み換え食品についての解説動画yや記事もあるので、ぜひ見てみてね

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