基礎栄養

【管理栄養士】食物摂取と生体リズム【過去問解説】

【2015-77】食物摂取と生体リズムに関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。

コン
食物摂取と生体リズム・・・
大丈夫! 体の仕組みを考えれば分かる問題だよ。知らないことがあったら、この問題で覚えてしまおう!
ほんいつ
コン
よっしゃー! やるか!!

①摂食行動はストレスの影響を受けない。

ストレスによって食欲は増進したり、減退したりします。
外から受けた刺激、つまりストレスが摂食行動に影響しているためです。

コン
確かに、疲れてる時とかって食欲ないよね
私は逆に食べすぎちゃうなあ
ほんいつ
コン
風邪引いたときもごはん食べられないし
私は熱あってもごはん食べられるタイプ
ほんいつ
コン
(つくづく、合わないなあ)

②食欲は迷走神経の影響を受ける。

迷走神経は副交感神経のひとつで、消化器運動に関わっています。
胃に食べ物がたまると迷走神経は満腹中枢に刺激を伝え、満腹だと感じ、食欲は落ち着きます。
逆に胃に食べ物がない場合は収縮することで空腹を伝え、食欲がわいてきます。

コン
すごーい。胃袋から信号が行くんだ! 今食べ物入ってますよって!
腹8分目でその信号送ってくんないかなあ・・・
ほんいつ

③摂食中枢は動脈中と静脈中のグルコース濃度の差が大きいと興奮する。

動脈中と静脈中のグルコース濃度の差が大きいということはグルコースを補給した後ということです。

そこでさらに食事をしてグルコースを補給する必要はありません。

つまり、摂食中枢が興奮するときというのは、
動脈中と静脈中のグルコース濃度の差が小さいときということです。

動脈中と静脈中のグルコース濃度の差が大きいと摂食中枢は抑制されます。

ほんいつ
動脈中と静脈中のグルコース濃度の差が大きいということは、グルコースを補給した後ということだね
うん
コン
ほんいつ
グルコースが補給されたということは、食事をしたということになるよねえ?
うん
コン
ほんいつ
食後に摂食中枢が興奮したらさらに食事をすることになって大変だよね!?
う、うん・・・
コン
ほんいつ
つまり、動脈中と静脈中のグルコース濃度の差が大きいと摂食中枢は落ち着くということだね。動脈中と静脈中のグルコース濃度に差がないと摂食中枢は興奮し、グルコース補給、すなわち食事を促すよ
それが言いたかったのね(怖かった・・・)
コン

④レプチンの分泌は体脂肪率が上昇すると減少する。

レプチン脂肪組織で作られるペプチドホルモンです。
食欲を抑制し、脂肪分解作用を持ちます。
脂肪組織で作られるので、体脂肪率が上昇すると増加します。

コン
太っている人は脂肪が多くてレプチンがたくさん出るんじゃないの? なんで太ったままなの?
こっち見んなよ
ほんいつ

普通の人は食事をとるとレプチンが出て満腹中枢が刺激されます。
ところが肥満の人はたくさんレプチンが出ても満腹中枢がきちんと刺激されません
脳にあるレプチン受容体がレプチンをしっかり受け取ることができず、満腹を感じにくいのです。
これをレプチン抵抗性といいます。
レプチンはたくさん出ているのに、きちんと働かない状態です。

コン
かわいそうなレプチン・・・
食事量を減らしたり、運動したり、生活のリズムを整えたりすることで、レプチン抵抗性は改善されるらしいよ
ほんいつ
コン
いや、ぼくは痩せてるし多分レプチンに抵抗してないから
むか!
ほんいつ

⑤消化酵素の日内リズムは食事の影響を受ける。

日内リズムとは体内時計のことです。

例えば体温は朝低く、昼になるにつれ高くなっていきますよね。
これが日内リズムです。

消化酵素にも日内リズムがあり、朝から徐々に分泌が増えていきます。
食事をとることで消化酵素は分泌が促進されますが、毎日決まった時間に食事をとることで、消化酵素の活性が上昇します。
食事をとらない日があったとしても、それまでに形成されたリズム通りに消化酵素は分泌されます。
これが、消化酵素の日内リズムが食事の影響を受けるということです。

ほんいつ
体のいろんな機能が時間に沿って動いていくんだね
すごい・・・!
コン

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